ファーストビュー改善だけでも反応は変わる

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LPやホームページを作ったのに、問い合わせや申し込みが増えない。
どこかがよくないのはわかる。でも、どこを直せばいいのかわからない。
いっそ全部作り直したほうがいいのかもしれないけれど、そこまでの予算も時間もない。

そんなご相談をいただいたとき、私はまず「最初の画面から見直してみませんか」とお伝えしています。

全部を作り直さなくても、反応が変わることはあります。この記事では、ファーストビューから始めていい理由と、実際に変わった例、そして「ファーストビューだけでは足りないとき」の見分け方をお話しします。

ファーストビューとは?なぜ最初に見直すのか

ファーストビューとは、ページを開いたとき、スクロールせずに最初に目に入る画面のことです。スマートフォンなら、開いた瞬間の1画面分だと考えてください。

ページを開いた人は、この最初の画面を見て「これは自分に関係がありそうか」を判断します。ここで「自分のことだ」と思えれば、続きを読んでくれます。反対に、何のページなのか、誰に向けたものなのかがすぐにわからないと、その下にどれだけ良いことが書いてあっても、読まれないまま閉じられてしまいます。

つまりファーストビューは、ページ全体の入り口です。入り口でつまずいていると、その先は見てもらえません。

LP改善はどこから?予算が限られるならファーストビューからでいい理由

LPやホームページの成果が出ないとき、全部を作り直すという選択肢もあります。ただ、作り直しには費用も時間もかかります。そして、全部を一度に変えると、仮に結果が良くなっても「何が効いたのか」がわからなくなります。

ファーストビューから始める良さは、次の2つです。

  • 直す範囲が小さい:言葉と画像、ボタンまわりが中心なので、費用も時間もおさえられます
  • 何が効いたかがわかる:変えた場所がはっきりしているので、数字が動いたときに理由を考えやすくなります

小さく変えて、数字を見て、次を決める。予算が限られているときほど、この進め方が向いていると私は考えています。

ファーストビューを変えて、反応が変わった2つの例

私がこれまでに関わったなかから、2つの例をご紹介します。

パーソナルジムのLP:予約ゼロから2週間で8件

広告は出しているのに、LPからの予約がゼロだったパーソナルジムです。広告の運用はそのまま、自社で続けていただきました。

私が変えたのは、ファーストビューの言葉とデザイン、そして予約ボタンです。その結果、変更後2週間で新規予約が8件入りました。

広告の出し方には、私は手を入れていません。変えたのは、ページを見に来た人への伝え方です。

建築業向けクラウドサービスのホームページ:問い合わせ1件あたりの広告費が半分に

こちらはLPではなく、ホームページの例です。変えたのは、ファーストビューだけでした。

その結果、問い合わせ1件あたりにかかる広告費が半分になり、問い合わせの数も増えました。もし全部を作り直していたら、もっと時間も費用もかかっていたはずです。

ただし、ファーストビューだけでは足りないこともある

ここまで読むと「とにかくファーストビューを直せばいい」と感じるかもしれません。でも、そうとは限りません。

ページを見てくれた人が、どこで止まっているのか。それによって、直す場所は変わります。目安は次の3つです。

  • 最初の画面で離れている人が多い → ファーストビューから見直す
  • 下まで読まれているのに、申し込まれない → ボタンや申し込みフォーム、その先の流れを見直す
  • そもそもページを見に来る人が少ない → 広告など、人を集める側を見直す

どこで止まっているかは、ヒートマップで調べるのがおすすめです。ヒートマップは、ページのどこがよく見られ、どこで離れたかを色で見せてくれる道具です。Microsoftの「Clarity(クラリティ)」なら、無料で入れられます。自分で入れるのが難しければ、ページを作った制作会社や制作者に相談してみてください。

本当は、人を集めるところから申し込みのあとまで、流れ全体を見ることが大切です。そのうえで、予算が限られているなら、いちばんお金をかけずに試せる場所から始めればよいと私は考えています。ファーストビューは、その候補になりやすい場所です。

ファーストビューで見直す3つのこと

ファーストビューを見直すとき、私が確かめているのは次の3つです。

1. 誰のためのページかが、一瞬でわかるか

「何に困っている人向けなのか」が、最初の画面で伝わるかどうか。作る側は内容をよく知っているので、つい説明を省きがちです。初めてページを開いた人の目で見直してみてください。

2. 申し込んだあと、どう変わるかが見えるか

人は、商品の細かな機能よりも「それを使ったあと、自分がどう変わるか」で選ぶことが多いものです。機能の説明が並んでいるだけなら、読む人が得られる変化に言いかえてみましょう。

3. ボタンを押したあと、何が起きるかがわかるか

「無料体験」や「資料請求」のボタンの前で、手が止まる人がいます。「営業の電話がかかってくるのでは」「どんな資料が届くのだろう」と不安になるからです。ボタンの近くに「メールでご案内が届きます」「全○ページのPDFです」のように、押したあとに起きることを書いておくと、安心して押してもらいやすくなります。

直したあとにやること

ファーストビューを直したら、すぐに次々と手を入れるのではなく、まずは問い合わせや予約の数がどう変わったかを見ます。一度に全部変えないことが、次の改善を速くします。

そのうえで、次の一手を3つに分けて考えると整理しやすくなります。

  • すぐやること:以前に反応がよかった形があればそこに戻す、ボタンの言葉を変える など
  • 少し先にやること:ファーストビューを何パターンか作り、広告と組み合わせて試す
  • そのあとでやること:お客さまの声や安心材料、申し込みフォームを整える

まとめ

LPやホームページの成果が出ないとき、全部を作り直すしかないわけではありません。予算や時間が限られているなら、まずはファーストビューから始められます。

ただし、ファーストビューだけで足りるかどうかは、人がどこで止まっているかによります。流れ全体を見たうえで、いちばん小さく試せるところから手をつけます。小さく変えて、数字を見て、次を決める。それが、遠回りに見えていちばんの近道だと私は考えています。

「まずはファーストビューだけ直したい」というご相談も承っています。

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